目の下のクマの原因はPC、スマホ
PCやスマートフォンの使い過ぎは、 目の下のクマの原因となる血流悪化につながります。これは、PCやスマートフォンの利用により、 まばたきの回数が激減するためです。
筋肉の動きによって血管が押しつぶされ、 血流が促進されるのと同様に、 まばたきも目の周りの血流を促進する役割があります。
そのため、PCやスマートフォンの使い過ぎにより、 まばたきの回数が減ってしまうことは、 目の周りの血流悪化につながり、目の下のクマの原因となります。
PC、スマホとまばたき回数の減少
人のまばたきの回数は人種や骨格、性別などに影響を受けるものの、 概ね20回/分~40回/分程度とされています。しかし、PCやスマートフォンの利用時は、 通常のまばたき回数と比較すると、87~94%も減少しています。
まばたきの回数
通常時 | 20~40回/分 | - |
読書 | 9.6±4.5回 /分 | 75~87%減少 |
PC、スマホ | 6.1±3.5回/分 | 87~94%減少 |
ゲーム | 5.2±3.7回 | 93~96%減少 |
一部参考:島崎潤:神経眼科20:2003年
人は長時間物事に集中すると、まばたきの回数が著しく減少します。
特に1点を見つめ続けるPCやスマートフォンのほか、 集中力を必要とするテレビゲームなどは、 著しくまばたき回数を減らします。
加齢でまばたき回数が減る
1997年に実施された海外での実験によると、 加齢が進むにつれてまばたきの回数が減っていくという結果が出ています。この実験では最若年層を40代に設定し、 40代のまばたき回数を最大としたところ、 年齢が上がるにつれて、まばたきの回数が徐々に減っていく、 という結果になっていました。
目のクマを改善する方法
まばたき回数の減少により、 目の周りの血流が悪化しているため、 目の筋肉のコリをほぐすマッサージや、 目を温めて血流を良くしたり、 画面から目を離して目を休ませる、 などが効果的です。
目のマッサージ
■目を動かす・目を休ませる(血流を良くする)
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